「夜になるとネットが重い」「動画が止まる」そんなお悩み、実は自宅でできるちょっとした対策で改善できることもあります。
今回は、専門知識がなくても簡単にできる方法と、信頼できるルーター・回線の選び方もあわせてご紹介します。
① ルーターの電源を入れ直す(再起動)
最も手軽で効果的な方法が、Wi-Fiルーターの再起動です。動作が不安定になっているだけなら
電源の入れ直しで通信が回復することがあります。
【試すこと】
- ルーターとモデムの電源をオフにする。
- 電源ケーブルを抜いて、1分ほど待つ。
- モデムの電源ケーブルを差し込み、完全に起動するまで待つ(2〜3分かかることもあります)。
- ルーターの電源ケーブルを差し込み、完全に起動するまで待つ。
- デバイス(PCやスマホ)を再起動して、接続速度を確認する。
② ルーターの設置場所を見直す
Wi-Fiの電波は、壁や金属、家具によって弱まります。
特にルーターを部屋の隅や床に置いていると、電波が届きにくくなります。
【試すこと】
1. 部屋の中央付近に置く: 家全体に電波が届きやすくなります。
2. 床から少し高い位置に置く: 電波が広がりやすくなります。
3. 障害物の少ない場所に置く: 壁や金属製の棚、家電製品(電子レンジなど)の近くは避ける。
4. 他家電からの干渉を避ける: 電子レンジやコードレス電話などもWi-Fiと同じ周波数帯を使うことがあるため、近くに置かないようにしましょう。
③有線接続(LANケーブル)で試す
Wi-Fiは便利ですが、電波干渉や距離によって速度が不安定になりやすいという弱点があります。もし可能であれば、パソコンとルーターをLANケーブルで直接つないでみてください。
【試すこと】
- パソコンとルーターをLANケーブルで接続する。
- Wi-Fiを切って、有線接続での速度を計測する。
もし有線接続で速度が改善されるようなら、Wi-Fi環境に問題がある可能性が高いです。
④ 混雑する時間帯を避ける
夜9〜11時頃は、多くの人がネットを使うため、マンション全体の通信が混雑します。
【ヒント】動画のダウンロードや大きなファイルの送受信は、混雑時間帯を避けるのがコツです。
⑤ 高性能ルーター+IPv6回線へ切り替える
古いWi-Fiルーターや混雑しやすい回線を使っていると、対策しても限界があります。
【おすすめ組み合わせ】
ルーター:TP-Link Archer AX1800(Wi-Fi 6対応で高速・安定・コスパ◎)
回線:アサヒネット 光(IPv6接続プラス)(混雑に強く、マンションでも安定)
この2つを組み合わせることで、マンションでもサクサク快適なネット環境が実現できます
項目 | スペックの目安 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6 |
合計速度 | 最大1800Mbpsクラス(理論値) |
対応周波数 | 2.4GHz / 5GHz の両方 |
推奨接続台数 | 10~20台程度(目安) |
まとめ
ちょっとした見直しや機器のアップグレードで、ネット環境は大きく改善します。
まずはできることから試してみて、「それでも遅い」と感じたら、ルーターと回線の見直しをおすすめします。
快適なネット生活は、意外とすぐ手が届くかもしれません。